同じ言葉でも、人によって意味が全然違う
現在、『働きがいのある風土を共創するコミュニティパートナー』として、
日々、色んな経営者の方、その社員の方々と会話させてもらっています。
その中ですごく大切にしている考えが、
『言葉の意味のすり合わせ』
です。
もうすぐクリスマスです!!
一人だと寂しいし、そろそろ彼氏を見つけて楽しいクリスマスを送りたい!!
そのために彼氏を見つけなくてはいけないのですが、
見つける方法として友達に相談したとします!!
友達)『いい人がいてたら紹介して欲しいんだ(^_-)-☆』
自分)『OK。いい人いたら紹介するね(#^.^#)』
という何気ない短い会話ですが、
違和感に気づいたでしょうか??
人によっていい人というイメージや解釈は異なります。
(*以下の画像はあくまでイメージの違いとして出させて頂きます。)
私が紹介する時のいい人のイメージが『大泉洋』だったとします。
一方、友達にとってのいい人のイメージが『佐藤健』だったとします。
佐藤健を紹介してもらえると思っていた友達に
もし私が
『いい人が見つかったから紹介するね!!』と言って、
大泉洋を紹介したとしたらどうでしょう??
(*イメージの違いを強調するために例として挙げさせてもらっています。)
きっと自分のイメージしていた人と異なるので、
『いい人紹介してって言ったじゃない!!』
って怒られるかもしれませんね(笑)
では、どしたらよかったのでしょうか??
その時に私がやっていることが
『言葉の意味のすり合わせ』
なんです!!
例えばこういう質問をします??
友達)『いい人紹介して欲しいんだ~(#^.^#)』
自分)『いい人って具体的にはどんな人がいいの??』
友達)『運動神経がよくって、身長も高くって、カッコイイ人!!』
自分) 『他にはどんな感じの人がいいとかあるの??』
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と質問を繰り返した結果、
自分)『そしたら、いい人って佐藤健がいいの??』
友達)『そう、そう、そう!!!!』
という感じになるのです。
以下の会話は最近相談にのらせて頂いた方との会話です。
クライアント)
『最近仕事が忙しくてこまってるんだ。』
自分)
『仕事が忙しいって具体的にどんな感じに忙しいんですか??』
クライアント)
『仕事の量自体は増えていないんだけど何か忙しいなって感じるんだよね。』
自分)
『仕事の量は増えてないんですね。いっつも忙しいな~って感じんですか??』
クライアント)
『いっつもではないんだよな。』
自分)
『そしたらどんな時に忙しいなと感じるんですか??』
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・
と質問を繰り返すことによって
仕事が忙しいというのが具体的になり、
・部下が自分で確認せずにいきなり質問してくることで
仕事が止まる。
・やらなくちゃいけないという事が明確になっておらず、
漠然とした不安から忙しさを感じている
・部下との意思疎通が上手く行かず、何回も同じやりとり
をしている。
といったことが出てくるのです。
それによって
自分)
『つまり、その忙しを感じているのは
仕事の量は変わらないけども、
・部下が自分で確認せずにいきなり質問をしてくることで自分の仕事が止まること、
また、そこでの意思疎通が上手く行かずに何度も同じやりとりとりをするといった
部下との間で生じている忙しさと
・自分のやらなくちゃいけないか明確になっていないことによる
漠然とした不安からくる忙しさ
この2つの事で精神的にも体感的にも仕事が忙しいなと感じているということでしょうか??』
クライアント)
『そう、そう、そう!!!!』
自分)
『では、部下との間で生じている忙しさと、漠然とした不安からくる忙しさに対して
どういった対策をすると忙しくなくなるのか話し合う時間にしたいと思うのですがいか
がですか??』
クライアント)
『ぜひ、それでお願いします!!』
という困っている事のタイトルが変わることがほとんどなんです。
そのため、
出来る限り自分の考えを押し付けず、
質問を何度もしながら、
相手の頭のイメージと自分の頭のイメージをすり合わせるようにしています!!
ぜひ日常会話でも、仕事の場面でも、
『それって具体的にはどういうこと??』
って質問してみて下さい☆
その言葉だけでも聞かないのと聞くので大きく違いますよ☆彡